祖母から孫へ、母から娘へ

先日、「ハイヒールの修理出来ますか?」と女性のお客様がご来店。
ヒールのピンの付け替えだけなのでお預かりしたんですが、いざ古いピンを抜いてみたら規格品より若干太く、規格品だと細いんでピンの軸を太くして取り付けてお返ししました。太くして取り付けていることを説明し、昔から履かれているのか聞いてみると、「祖母が履いていたものです。」との返事で、その割に本体の傷みはほとんど無くビックリしました。
お返しの際にブーツのカカトの減りの補修も依頼されたのが写真のブーツですが、これも「母親が履いていたもの」との事で、何か、代々受け継がれていく靴の幸せさと、それを履かれるお客様に凄い魅力を感じました。
あまり寒くない冬ですが、何となくホッコリした話なのでご紹介します。